# テーマ テーマを設定して、Misskeyクライアントの見た目を変更できます。 ## テーマの設定 設定 > テーマ ## テーマを作成する テーマコードはJSON5で記述されたテーマオブジェクトです。 テーマは以下のようなオブジェクトです。 ``` js { id: '17587283-dd92-4a2c-a22c-be0637c9e22a', name: 'Danboard', author: 'syuilo', base: 'light', props: { accent: 'rgb(218, 141, 49)', bg: 'rgb(218, 212, 190)', fg: 'rgb(115, 108, 92)', panel: 'rgb(236, 232, 220)', renote: 'rgb(100, 152, 106)', link: 'rgb(100, 152, 106)', mention: '@accent', hashtag: 'rgb(100, 152, 106)', header: 'rgba(239, 227, 213, 0.75)', navBg: 'rgb(216, 206, 182)', inputBorder: 'rgba(0, 0, 0, 0.1)', }, } ``` * `id` ... テーマの一意なID。UUIDをおすすめします。 * `name` ... テーマ名 * `author` ... テーマの作者 * `desc` ... テーマの説明(オプション) * `base` ... 明るいテーマか、暗いテーマか * `light`にすると明るいテーマになり、`dark`にすると暗いテーマになります。 * テーマはここで設定されたベーステーマを継承します。 * `props` ... テーマのスタイル定義。これから説明します。 ### テーマのスタイル定義 `props`下にはテーマのスタイルを定義します。 キーがCSSの変数名になり、バリューで中身を指定します。 なお、この`props`オブジェクトはベーステーマから継承されます。 ベーステーマは、このテーマの`base`が`light`なら[_light.json5]で、`dark`なら[_dark.json5]です。 つまり、このテーマ内の`props`に`panel`というキーが無くても、そこにはベーステーマの`panel`があると見なされます。 [_light.json5]: https://github.com/misskey-dev/misskey/blob/develop/packages/frontend/src/themes/_light.json5 [_dark.json5]: https://github.com/misskey-dev/misskey/blob/develop/packages/frontend/src/themes/_dark.json5 #### バリューで使える構文 * 16進数で表された色 * 例: `#00ff00` * `rgb(r, g, b)`形式で表された色 * 例: `rgb(0, 255, 0)` * `rgb(r, g, b, a)`形式で表された透明度を含む色 * 例: `rgba(0, 255, 0, 0.5)` * 他のキーの値の参照 * `@{キー名}`と書くと他のキーの値の参照になります。`{キー名}`は参照したいキーの名前に置き換えます。 * 例: `@panel` * 定数(後述)の参照 * `${定数名}`と書くと定数の参照になります。`{定数名}`は参照したい定数の名前に置き換えます。 * 例: `$main` * 関数(後述) * `:{関数名}<{引数}<{色}` #### 定数 「CSS変数として出力はしたくないが、他のCSS変数の値として使いまわしたい」値があるときは、定数を使うと便利です。 キー名を`$`で始めると、そのキーはCSS変数として出力されません。 #### 関数 「ボタンの上にカーソルを合わせたときだけ色を明るくしたい」のように、既存の色から少し変更した色を使いたい場合に、関数を使うと便利です。 `:{関数名}<{引数}<{色や他のキーの参照}`の形で使うことができます。 ```js props: { accent: '#86b300', accentDarken: ':darken<10<#86b300', accentLighten: ':lighten<10<@accent' } ``` ##### 使用できる関数 * `lighten` ... 渡された色の輝度(0 ~ 100)に対して引数(0 ~ 100)を加算した色を返します。 * `darken` ... 渡された色の輝度(0 ~ 100)に対して引数(0 ~ 100)を減算した色を返します。 * `alpha` ... 渡された色の透明度を引数(0.0 ~ 1.0)に設定した色を返します。 * 0.0のとき完全に透明、1.0で完全に不透明になります。 * `hue` ... 渡された色の色相(-360 ~ 360)に対して引数(-360 ~ 360)の値だけ回転させた色を返します。 * `saturate` ... 渡された色の彩度(0 ~ 100)に対して引数(0 ~ 100)を加算した色を返します。